―(左)山村様、(右)潮様
―(左)山村様、(右)潮様
スカイホップバスマーケティングジャパン株式会社は、2018年に(株)JTB、京阪バス(株)、日の丸自動車興業(株)3社共同で設立された、スカイホップバスのマーケティング・プロモーションを行う会社です。
スカイホップバスは、赤い車体が目を引く乗り降り自由な2階建てオープントップバスで、世界の大都市では「Hop On Hop Off Bus」の名称で親しまれています。これを日本でも実現したいという想いで日の丸自動車興業グループが2012年より東京で運行を開始していましたが、2018年の会社立ち上げ以降、2019年4月に京都でも運行をスタートさせました。
ツアー型の「定期観光バス」とは異なり、スカイホップバスは乗り降り自由な乗り合いバスであることが特徴です。
また、公共交通機関とは異なり、観光客の方が中心なので、京都市内の路線バスの混雑解消にも貢献できると考えています。
なにより、単なる移動手段ではなく、アトラクション感覚として楽しい! というのが一番のポイントですね。この楽しさをぜひみなさんに味わっていただきたいです。
コロナ禍では、2022年は春と秋の繁忙期のみ運行しておりましたが、2023年3月ようやく通年運行を再開することができました。2019年の30分に1便の運行にまで戻すことはできませんでしたが、1日11便、45分ごとの運行で再開させました。
この度、これまでお客様から要望の多かった「リアルタイムの混雑状況」と「バスの位置情報」がわかるデジタルマップ を開発しました。
これにより、どこにいても今走っているバス の場所、空席状況をオンラインで知ることができます。マップには、バス停近くのお店や施設の情報も掲載していますので、近隣施設にもぜひ立寄っていただきたいと思っています。
今回新たに開発されたデジタルマップ
また、世界標準の公共交通データフォーマットであるGTFS(※)を中心にデジタルデータを整備し、Googleマップなど外部の乗換情報提供サービスにも掲載されるようになりました。旅先でも、こうした経路検索サービスを利用される方は多いと思いますが、そこに表示されることによりスカイホップバスも選択肢の一つとして考えていただけたらと思っています。
※GTFS(General Transit Feed Specification)…世界標準の公共交通機関の運行データの共通フォーマット。Googleなどの経路検索を実現するため、世界各地で利用されている。
観光に特化した移動手段としての我々は、街にある観光事業者の皆さまとお客様をつなぐことも役割だと思っています。
いま、スカイホップバスと人力車や着物レンタルとのセット券などを販売しており、今後はホテルと連携し、宿泊者の方がホテルへ行くまでの交通手段としてご利用いただくサービスや、宿泊とのセット券の話を進めています。大きな荷物を置くスペースもありますし、ホテルに行くまででも利用できると楽しいですよね。
いずれは、その他の交通機関とも連携し、観光客の方があらゆる乗り物を一つの共通チケットで楽しめる都市観光の形を作れたら理想だなと思っています。
また、個人の訪日観光客の方を直接案内する通訳ガイドの方にもご利用いただき、スカイホップバスの時刻に合わせて観光地を巡るプランを作っていただくのも面白いのではないかと思います。
外国人観光客が徐々に戻ってきた2022年の秋、東京は日を追うごとに外国人観光客比率が高くなってきましたが、京都は全国旅行支援や紅葉などの後押しもあってか、日本人観光客の比率がほとんど変わらず高いままだったのが特徴的でした。
コロナ禍前はほとんどのお客様が外国の方だったのですが、日本の方にはまだまだ、このバスの存在を知られていないこともあり、ぜひもっと日本の観光客の方にも乗っていただきたいなと思います。
先日もスカイホップバスに乗車した際、携帯カメラを持ってはしゃいでいる子どもたちの顔を見ると、みなさん本当に楽しんでくれているのがわかって、僕らも嬉しくなるんです。1周ぐるっと回るだけでもいいですし、主な観光地を網羅していますので、乗ったり降りたりして巡りつくすのも価値があると思います。
京都観光の楽しい乗り物の一つとして、ぜひ多くの方にご利用いただけたら嬉しいです。
スカイホップバス京都
https://skyhopbus.com/kyoto/ja