79.3%
0.5pts
2019年同月差
京都市内主要ホテル115施設における2024年6月の客室稼働率は79.3%となり、前年同月の71.4%からは7.9ポイント増となった。2019年同月の79.8%からは0.5ポイント減となった。2か月連続で2019年と同水準の稼働率となった。
306,205泊
13.9%
2019年同月比
調査対象施設における日本人延べ宿泊数は 306,205 泊となり、ゴールデンウィークがあった前月(5月)の 348,491 泊から12.2%減となった。調査対象施設数の変化を考慮しない場合、前年同月比は13.1 %減、2019年同月比は28.2%増となった。 コロナ禍前からの調査対象かつ開業済みであった施設のみ(42施設)で比較すると、前年同月から11.8%減となった。物価高の影響などで宿泊需要が減少したことに加えて、前年同月は「全国旅行支援」が実施されていたことが要因と考えられる。2019年同月からは13.9%減となった。20%を超える減少幅であった前月(5月)と比べると若干回復したが、6か月連続で2019年同月を下回り続けている。
558,352泊
29.2%
2019年同月比
調査対象施設における外国人延べ宿泊数は 558,352 泊となり、前月(5月)の 590,035 泊から5.4 %減となった。調査対象施設数の変化を考慮しない場合、前年同月比は46.0%増、2019年同月比は89.7% 増となった。 コロナ禍前からの調査対象かつ開業済みであった施設のみ(42施設)で比較すると、前年同月から 58.0%増となった。2019年同月比は29.2%増となり、2か月連続で2019年同月から20%を超える増加幅となった。 総延べ宿泊者数に占める外国人比率は64.6%となった。2019年同月の55.2%からは9.4ポイント増となり、統計を開始した2014年以降で最も外国人比率が高くなった本年4月の70.1%に次ぐ水準となった。
外国人延べ宿泊数を国・地域別構成比でみると、アメリカが26.2%(2019年同月19.3%)と最も多く、次いで中国が24.2%(同33.2%)、台湾が10.1%(同8.4%)と続いた。4か月連続でアメリカが1位となった。なお、中国人延べ宿泊者数の2019年同月比(2019年から調査対象施設のみ)は0.4%増となり、初めて2019年同月を上回った。JNTO発表の訪日中国人数が2019年から25.0%減に留まっていることを鑑みると、京都は日本全体よりも回復が早いといえる。
17,429円
32.2%
2019年同月比
平均客室単価は17,429円となり、前年同月の15,464円からは12.7%増、2019年同月の13,181円から は32.2%増となった。客室収益指数(平均客室単価に客室稼働率を乗じた指標で、1室あたりの売上高 に相当する)は13,821円となり、前年同月の11,041円から25.2%増、2019年同月の10,518円からは 31.4%増となった。6か月ぶりに30%台の増加幅となった。
また、平均客室単価を米国ドル建てで換算した場合、2019年同月比は9.7%減となっており、外国人とっては割安に感じる状況となっている。
71.6%
1.7pts
2019年同月差
市内主要旅館24施設における6月の稼働率は71.6%となり、前月(5月)の78.3%から6.7ポイント減となった。例年、修学旅行が実施される時期であり稼働率が高い傾向にある。前年同月の74.2%から2.6ポイント減、コロナ禍前である2019年同月の69.9%から1.7ポイント増となった。2か月連続で2019 年同月の稼働率を上回った。
125.1
40.1pts
2019年同月差
日本人の京都訪問意向「行こう指数」の2024年6月の値は125.1(2019年の平均値を100とした場合)となり、前年同月(113.5)や2019年同月(85.0)の水準を上回った。
58,904室
1.3%
前年同月比
2024年6月末時点での京都市内における営業許可を受けた宿泊施設の施設数は、前月から17軒開業、7軒廃業、差し引き10軒増加して、3,464軒となり、前年同月の3,414軒からは1.5%の増加となった。総客室数は58,904室となり、前年同月の58,147室から1.3%の増加となった。
99.2
2.0pts
2019年同月差
2024年6月の来街者指数は99.2(2019年の平均値を100とした場合)となり、コロナ禍前である2019年同月の97.2を2.0ポイント上回った。2019年を上回るのは7か月連続である。
51.1億円
249.1%
2019年同月比
2024年6月の市内4百貨店における免税売上額は約51.1億円と前月(5月)の約59.1億円から減少したものの、コロナ禍前である2019年6月(約14.6億円)からは円安の影響もあり3倍以上の増加となった。免税売上額が総売上額に占める割合は22.4%となった。3か月連続で20%を超えた。免税売上額に占める中国人の割合は62.2%(2019年同月は80.5%)となった。
34.1%
2019年同月比
2024年6月の来所者数は前月(5月)から11.4%減となった。2019年同月からは34.1%減に留まっており、2019年当時の水準を下回っている。外国人比率は53.2%となった。
6月時点の今後の客室稼働率の予測値は、7月71.9%(前年同月66.3%、2019年同月77.1%)、8月 71.3%(前年同月69.3%、2019年同月83.1%)、9月 73.9%(前年同月75.8%、2019年同月82.9%) となった。 政府は2024年訪日外国人旅行者数が3,500万人と過去最高になる見通しであると示している。また、京都市が発表した京都観光総合調査によると、前年(2023年)の京都市における外国人宿泊数は536万 人と2019年の380万人から大きく伸びており、2024年も過去最高の水準となることが期待できる。 一部ホテルから回答を得ている日別の稼動率をみると、外国人宿泊数の増加に伴って前年よりも平日の稼働率が上昇している。また、前年の日本人来街者数(日帰りを含む)を2019年当時と比較すると、11月のピークシーズンを避け前後の月に分散している傾向がある。このような傾向が続けば、本年も年間を通じて安定した需要が期待できる。
出所)京都市HP、東京都HP、GoToトラベルHP、きょうと魅力再発見旅プロジェクトHP、ただいま東京プラスHP等を参考に京都市観光協会で作成
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京都市内における日本人および外国人の宿泊状況等をタイムリーに把握できるよう、平成26年(2014年)4月以降、京都市内の主なホテルの協力を得て、国・地域別の調査(「実人数」「延べ人数」「延べ部屋数」)を毎月実施。※全国で唯一の取組(京都市観光協会調べ)。
なお、本調査では、ビジネス、観光を問わず、日本国籍以外のパスポートを有する人すべてを「外国人」として定義しています。
※過去の調査結果はこちらからご覧ください。
2024年6月時点 | ホテル | 旅館 | ||
施設数 | 客室数 | 施設数 | 客室数 | |
調査対象 | 115 | 18,963 | 24 | 605 |
市内全体 | 264 | 36,899 | 367 | 5,311 |
カバー率 | 43.6% | 51.4% | 6.5% | 11.4% |
調査対象期間中、対象施設が臨時的に休業した場合は、通常営業していた期間のみを対象にして客室稼働率を算出します。
例)100部屋を有する施設が、以下のように営業をしていた場合
➀ 6月1日~10日期間(10日)は100室のまま通常営業し、利用のあった客室数は200室
➁ 6月11日~20日期間(10日)は客室数を50室に絞って営業し、利用のあった客室数は100室
➂ 6月21日~30日の期間(10日)は休業
販売可能客室数: 100室×10日(➀期間)+ 50室×10日(➁期間) = 1,500室
客室稼働率 :利用のあった客室数300室 ÷ 営業期間中の販売可能客室数1,500室 = 20%
京都市における観光調査関係の参考資料を一覧化しております。
人流データ、京都観光総合調査、経済全般に関するデータ、宿泊施設数など随時更新しております。
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本件に関するお問い合わせ先
075-213-0070
企画推進課 神田、堀江