平成30年(2018年)9月の外国人客宿泊状況調査

UPDATE :
2018. 10. 31
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データ月報

調査結果のポイント

台風21号の影響で外国人客が減少するも影響は限定的

-6.2%

外国人実人数は前年同月比で6.2%減少した。9月4日に台風21号が関西地方を直撃し、関西空港が一時閉鎖されたことなどが影響したと考えられる。しかしながら、関西空港の9月の国際線外国人旅客数が同49%減少したことを踏まえると、京都40ホテルにおける、その閉鎖の影響は限定的であった。これは、京都観光において、航空路線網の関係から、一般的に成田・羽田の両空港から入国する欧米客の割合が比較的高いことが背景にあるといえる。

外国人利用割合

41.9%

0.6pts

日本人客が前年同月比8.4%減と、外国人客の6.2%減を上回る減少幅であったことから、前年同月差0.6pts増の41.9%と、9月としての最高値を更新した。

中国人客の構成比

26.3%

0.7pts

国・地域別の構成比では、中国が前年同月差0.7ポイント増の 26.3%と15ヶ月連続で1位となった。

日本人客数の減少

-8.4%

外国人客の6.2%減に対し、日本人客は同8.4%減少した。

調査概要

概要

外国人宿泊状況をタイムリーに把握できるよう、平成 26 年(2014 年)4 月以降、京都市内の主な
ホテルの協力を得て、国・地域別の調査(「実人数」「延べ人数」「延べ部屋数」)を毎月実施。

※全国で唯一の取組(協会、ビューロー調べ)
なお、本調査における外国人は、日本国籍以外のパスポートを有する人で、ビジネス、観光を問わない。

対象ホテル(平成 30 年 9 月現在)

  • 40 施設 9,807 室 ※市内ホテルの客室ベースで約 4 割をカバー
  • P5 の客室収益指数(RevPAR)等の数値は、ホテルデータサービス会社、STR(本社:イギリス・ロンドン)からの提供によるもので、上記 40 ホテルとは対象が異なる。

分析数値

「客室稼働率」「外国人利用割合」は、「延べ部屋数」の集計による。「構成比」「伸率」は、日本政府観光局(JNTO)統計や京都観光総合調査との比較を行う観点から、「実人数」の集計による。なお、京都 40 ホテルの「構成比」は外国人客における国・地域別割合である。「日本全体」については、日本政府観光局(JNTO)発表の「訪日外客数(訪日外国人旅行者数)」を示す。

京都観光総合調査との関連について

京都市全体の観光動向の把握については、ほぼすべての市内宿泊施設(旅館業法許可施設)を対象とする「京都観光総合調査」(京都市から年 1 回発表)が基本指標となる。当調査は、インバウンドマーケットの傾向を把握するため、京都市内の主なホテルを対象とするサンプル調査であるため、その他ホテルや旅館、簡易宿所、いわゆる「民泊」等に宿泊した外国人客は含まれておらず、訪日外客数(日本全体)との比較等も参考分析という位置づけとなる。

調査レポートのダウンロード/分析ダッシュボード

調査レポートの詳細な分析結果(PDF)のダウンロード、また各種データを自由に加工・分析していただける
分析ダッシュボードについては、以下からそれぞれお申込みください。

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