平成28年(2016年)外国人客宿泊状況調査

UPDATE :
2017. 02. 25
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データ月報

調査結果のポイント

外国人利用割合

37.0%

2.2pts

宿泊客数に占める外国人客の利用割合は 37.0%と、調査開始以来、年間値としての最高値を記録した(2014 年:28.9%、2015 年:34.8%)。とりわけ 4 月は前年差 5.8 ポイント増の 46.0%と、記録的な高さで月別最高値を更新するとともに、40%を超えた月も 3 か月と、昨年の 2 か月を上回った。

客室稼働率

89.1%

0.2pts

○好調なインバウンド需要を背景に、年間を通じた客室稼働率は 89.1%と前年(89.3%)とほぼ同水準を維持した。

月別繁閑差が縮小

21.2pts

4.2pts

オフシーズンの 1 月が前年を 3.3 ポイント上回る 71.9%と大きく伸び、調査開始以来 1 月として初めて 70%を超えた。オンシーズンとオフシーズンの差、いわゆる繁閑差が縮小し、稼働の平準化が進んでいるといえる。

欧米からの観光客の拡大

+4.5pts

外国人客に占めるエリア別割合(構成比)では、欧米の比率が 29.4%から 33.4%に伸長した。

中国のシェアが1位に

21.9%

1.6pts

中国が前年を 1.6 ポイント上回る 21.9%を占め、調査開始以来、初めて 1 位となった。

客室収益指数の伸長

+9.8%

ホテル業界において最も重要視される客室収益指数(RevPAR)における京都の伸率は 9.8%と、東京(3.9%)、大阪(2.1%)、ニューヨーク(▲12.3%)、パリ(▲22.7%)と国内外他都市よりも高い数値を示した。これは、ホテル宿泊消費が他都市以上に成長していることを裏付けている。

調査概要

概要

外国人宿泊状況をタイムリーに把握できるよう、平成 26 年(2014 年)4 月以降、京都市内の主な
ホテルの協力を得て、国・地域別の調査(「実人数」「延べ人数」「延べ部屋数」)を毎月実施。

※全国で唯一の取組(協会、ビューロー調べ)
なお、本調査における外国人は、日本国籍以外のパスポートを有する人で、ビジネス、観光を問わない。

対象ホテル(平成 30 年 3 月現在)

  • 33施設 8,759 室 ※市内ホテルの客室ベースで約 4 割をカバー
  • 客室収益指数(RevPAR)等の数値は、ホテルデータサービス会社、STR(本社:イギリス・ロンドン)からの提供によるもので、上記 33 ホテルとは対象が異なる。
  • 前年(27 ホテル)と本年(33 ホテル)では対象ホテル数・客室数が異なるため、昨年発表の2015 年数値(27 ホテル)と今回発表の 2016 年数値(33 ホテル)は異なる場合がある。

分析数値

「客室稼働率」「外国人利用割合」は、「延べ部屋数」の集計による。「構成比」「伸率」は、日本政府観光局(JNTO)統計や京都観光総合調査との比較を行う観点から、「実人数」の集計による。なお、京都 33ホテルの「構成比」は外国人客における国・地域別割合である。「日本全体」については、日本政府観光局(JNTO)発表の「訪日外客数(訪日外国人旅行者数)」を示す。

京都観光総合調査との関連について

京都市全体の観光動向の把握については、ほぼすべての市内宿泊施設(旅館業法許可施設)を対象とする「京都観光総合調査」(京都市から年 1 回発表)が基本指標となる。当調査は、インバウンドマーケットの傾向を把握するため、京都市内の主なホテルを対象とするサンプル調査であるため、その他ホテルや旅館、簡易宿所、いわゆる「民泊」等に宿泊した外国人客は含まれておらず、訪日外客数(日本全体)との比較等も参考分析という位置づけとなる。

調査レポートのダウンロード/分析ダッシュボード

調査レポートの詳細な分析結果(PDF)のダウンロード、また各種データを自由に加工・分析していただける
分析ダッシュボードについては、以下からそれぞれお申込みください。

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