マナー啓発
国内外から訪れる観光客に地域独自のルールや文化への理解を促し、市民生活との調和を図るために、わかりやすいイラストを交えた啓発物を作成し、公共交通機関やSNSなど様々な場面での周知に取り組んでいます。
京都観光モラルの普及
京都が京都であり続けるために、観光事業者・従事者等、観光客、市民の皆様とともに大切にしていきたいこととして、2020年に制定した「京都観光モラル(京都観光行動基準)」を普及し、持続可能な京都観光を目指します。
持続可能な京都観光を推進する優良事業者表彰
京都観光モラルを実践し、地域への貢献や環境に配慮した事業活動に率先して取り組まれた 26 の事業者を表彰。
表彰事業者の一部を取材して、公式サイト等で発信しています。
京都観光モラル宣言キャンペーン
京都観光モラルの理念に対する共感の輪を広げるため、観光客を対象にキャンペーンを実施しました。観光モラルに関するクイズに全問正解すると認定証が発行され、認定証を市内の店舗・施設で提示すると特典や優待を受けることができます。楽しみながら地域に対する理解を深めてもらい、デジタルマーケティングにも活用していきます。
手ぶら観光の推進
文化や習慣の違い等から生じる外国人観光客へのマナー啓発を目的に、マナー啓発ツールを多言語で制作し、旅マエ・旅ナカで多くの方に呼びかけられるよう啓発活動を行っています。
また、市民生活と調和した持続可能な京都観光の実現に向けた取組として、観光客による大型手荷物持込みに伴う市バスの混雑発生の未然防止等に向け「手ぶら観光」の推進に努めています。情報サイト「HANDS FREE KYOTO 手ぶら観光のススメ」での情報発信や、臨時手荷物預かり所の設置等の取組を進めています。
手ぶら観光情報サイト「HANDS FREE KYOTO」リニューアル
- 手ぶら観光を実施する施設や場所をGoogleマイマップで掲載
- 手荷物の一時預かりサービスを実施している事業者を新たに 59 箇所追加
- 利用シーンに応じたおすすめのサービスを示すフローチャートの掲載
臨時手荷物預かり所の開設
春・秋の繁忙期にあわせて、京都駅前広場で大型手荷物の一時預かり、配送を受付ける臨時サービスを実施しました。2024(令和6)年度の秋は計7日間開設し、預かり数2,791個、配送数306個と、年々利用数が増えています。
混雑可視化
京都を訪れる観光客の皆様に、混雑を回避し、安心・安全・快適に京都観光を楽しんでいただけるよう、ライブカメラを常時市内10地点において混雑状況を24時間YouTubeで配信。京都総合観光案内所でも同時放映し、秋や春の混雑ピーク時には、京都駅新幹線改札口でも放映。
また、今年度の新たな取組として、ポータブルライブカメラを導入し、特定のイベント等における混雑情報も発信しました。
市民共感の促進
共感の輪のより一層の拡大に向けて、観光関連事業者が提供する割引等の市民限定サービスや、観光が京都にもたらす意義・効果、課題とその対策等を分かりやすく発信する市民向けのポータルサイト「LINK! LINK! LINK!(リンク・リンク・リンク)」を開設しました。また、本サイトの開設に併せて、市民限定キャンペーンも開催しました。
場所の分散化
とっておきの京都プロジェクト
「とっておきの京都プロジェクト」として伏見、大原、高雄、山科、西京、京北の市内6エリアを対象に、ガイドブックには載っていないような隠れた魅力や地域のイベントなどの情報発信、また新たな観光コンテンツの造成への伴走支援などを行うことで、場所の分散化を図ります。
時間の分散化
京都朝観光・夜観光
京都観光Naviに「京都朝観光・夜観光」特設ページを運営し、魅力的な朝と夜のコンテンツの情報を発信しています。また「京の七夕」や花灯路行灯の貸し出し事業などを通して、ライトアップ事業の支援を行っています。これらにより、観光客の分散化や満足度向上、滞在期間の延長、観光消費額増へと繋げてまいります。