文化財の活用、新たな観光コンテンツの開発
鉄道・旅行会社、観光事業者等と連携した「京の夏の旅」「京の冬の旅」キャンペーンでは、普段公開されていない文化財を夏冬の閑散期に公開することで、需要の分散化を図ります。文化財の公開にあたっては、ガイドによる解説を行うことで文化財の価値を伝え、収益の一部が文化財の保存・維持管理に充当されています。
「京の冬の旅」キャンペーン/「京の夏の旅」キャンペーン
「京の冬の旅」は昭和41年度(1966)開始の、およそ60年続く冬季の観光キャンペーン、「京の夏の旅」は昭和51年度(1976)からおよそ50年続く夏季のキャンペーンで、社寺を中心とする「非公開文化財特別公開」やバスコース、京都の奥深い魅力を体験する予約制プランなど、幅広く事業を展開しています。
京都四大行事の執行支援/高付加価値商品の実証
「葵祭」「祇園祭」「時代祭」における有料観覧席の運営や「京都五山送り火」のグッズ制作など、京都四大行事の魅力を体験する機会を提供しつつ、売上の一部を執行支援に充てることで、伝統行事の振興に貢献しています。
また、「葵祭協賛会」「京都五山送り火協賛会」の事務局運営を担当し、募金や販売活動を行い、補助団体、執行団体の連携のもとに、各祭の円滑な運営を図っています。
文化財、案内所、売店などの施設運営
旧三井家下鴨別邸の指定管理・運営
文化財の保存活用のモデルとなる持続可能な施設運営を目指し、重要文化財「旧三井家下鴨別邸」の指定管理業務を受託して運営しています。
2023年度
入館者数 50,509人/売上 6,777万円/客単価 1,342円
元離宮二条城大休憩所内店舗の運営
レジデータや来場者数データをもとに、商品入替や陳列見直しを行う等柔軟に対応し、客層やターゲットに応じた商品を充実させて、二条城の魅力をより多くの方々に伝えるよう努めています。
2023年度
来店数 162,809人/売店取扱商品数 約620点/飲食店メニュー 約42種
多様なエリアの魅力発掘・発信
びわ湖疏水船の運行
乗船者数累計5万人を達成し記念事業を実施した。春季運航の大雨や秋季運航の倒木等により運休が発生したものの、事故や大きなトラブル等もなく目標通りの販売率を達成することができた。琵琶湖疏水の大津閘門の電動化工事完了を受け、実証検証を重ねたうえで令和6年3月末より琵琶湖・大津港までの航路の営業延伸を実現した。
「京の七夕」実行委員会の運営
「京の七夕実行委員会」の事務局を務め、「願いごと」を募集しお焚き上げを実施。また、京都府内の七夕関連事業の広報支援。
花灯路・ライトアップ支援事業
京都・花灯路推進協議会の運営 「京都・花灯路推進協議会」の事務局を務め、「京都・花灯路」で使用された行灯等の貸出事業を実施。