インバウンド向け観光コンテンツ造成支援プログラム 2024年度「インバウンドイノベーション京都」の参画事業者を京都市観光協会とコミュニティ・バンク京信が募集します

UPDATE :
2024. 07. 26

公益社団法人京都市観光協会(DMO KYOTO)では、観光をとりまく諸課題の解決のために、京都観光行動基準(京都観光モラル)の周知・啓発や、混雑状況の可視化、需要分散やサステナブルツーリズムの推進につながる旅行商品開発支援などを、京都市と連携しながら行ってきました。
インバウンドの受け入れ再開が加速していく中では、京都の歴史や文化への関心がある、知的好奇心の高い方々のニーズにしっかりと応えられる、持続可能で質の高い滞在経験を生み出す仕組みづくりが一層重要となります。

そこで京都市観光協会では、インバウンド向けに新しいコンテンツ(※1)開発を行おうとしている事業者の皆様の課題に寄り添い、商品化に向けて伴走支援を行う「インバウンドイノベーション京都」を2022年に立ち上げました。
伴走支援にあたっては、「コミュニティ・バンク京信」をはじめ、京都市の認定ガイド「京都市ビジターズホスト」、市内ラグジュアリー向けホテルにて活躍するコンシェルジュの集まりである「京都コンシェルジュ研究会」、海外有力メディアとの関係構築や情報発信、京都取材への誘導に取り組んでいる「京都市海外情報拠点(主要6都市)」などの「目利き」ネットワークを活かし、連携しながら質の高いコンテンツづくりを進めています。今年度も引き続き参画事業者を募集し、伴走支援を行ってまいりますので、ぜひご応募ください。

(※1)コンテンツとは、ツアー、体験プログラム、サービス、イベントなど、「人」が介在して滞在の付加価値を高めるための仕掛け全般を指します。

1 伴走支援プログラムの主な内容

①採算性・事業計画のアドバイス
・事業計画のアドバイス
・補助金や融資等の紹介

②マッチング・ネットワークづくり支援
・他事業者様とのマッチング
・交流機会の提供(「京都インバウンドカフェ」等への優先参加)
※「京都インバウンドカフェ」について詳しくはこちら

③コンテンツ企画・検証・ブラッシュアップ
・各種データや参考資料の提供
・京都市観光協会が有するネットワークを活かした「目利き」によるアドバイス
・モニターツアーやファムトリップ等の実施支援

④販売・情報発信支援
・コンテンツを紹介するための画像撮影、記事制作支援
・ホテル、旅行会社、OTA、海外メディア等への紹介
・協会公式サイト、SNS 等を通じた情報発信

※本事業では補助金による支援は行いません。

2 募集内容

  • 本プログラムのサポートを希望する事業者を募集します。
  • 応募書類を提出していただき、採択した企画の課題や進捗状況に応じてサポートをさせていただきます。

3 採択予定件数

  • 2024年度は7件程度の採択を想定しています

4 応募資格

  • インバウンドの受け入れを意識した新規のコンテンツ、もしくは既存のコンテンツをリニューアルさせる形で新たな企画を考えていること。
  • 京都市内で事業を展開しようとしていること。(市内に事業所がなくても応募可能)
  • 協会が設定しているターゲット層(※2)の考え方に同意していただけること。
  • 京都観光モラルの推進宣言事業者(※3)であること。
  • 京都市観光協会もしくは京都文化交流コンベンションビューローの会員であること。今回新たに会員になっていただける方でも応募可能です。(採択された場合)
  • 国や民間等の補助を受けられている場合でも申請可能です。
  • 採択された場合に、実績報告や京都市観光協会が実施する調査等の事業に協力できること。また次年度のインバウンドカフェで成果報告をお願いしております。

(※2)「無形資産に価値を見出し、新しい体験に投資し、成長を楽しむことを重視する人」と定義しています。
(※3)「京都観光モラル」は、京都観光に関わる全ての皆様が、お互いを尊重しながら持続可能な京都観光をともに創りあげていくことを目指し、事業者・従事者、観光客、市民それぞれの行動基準を示したものです。事業者の皆様と大切にしていきたいこととして「市民生活と観光の調和」「質の高いサービス」「環境・景観の保全」「災害対応等」を挙げており、これらの取り組みを推進する企業や団体等を募集しています。応募時点で申請済であれば応募可能です。(申請予定だが間に合わない場合はご相談下さい)

5 応募方法・選考方法

①エントリー
以下の申込フォームからエントリーして下さい。
※〆切は特にありませんが、上限目標7件に達した時点で締め切らせていただきます。

②応募書類の提出
エントリー後の自動受付メールに表示されるURLから応募書類をダウンロードのうえ、事務局宛にメールでご提出ください。
※応募書類の主な記入項目は、「自社や京都のインバウンド観光について感じている課題や解決したいこと等」「コンテンツのコンセプト」「ターゲット」「現時点のコンテンツ案」「想定販売金額」「想定販売開始時期」「想定販売方法」「多言語対応」「目標・事業の収益性」「コンテンツ造成にあたって想定される課題」です。
※必要に応じてヒアリングをさせていただく場合があります。

③採択可否の決定・通知

  • 以下の項目をふまえて事務局で審査後、採択可否の結果をお伝えします。
  • 新たに会員入会を検討されている方が採択された場合は、併せて入会手続きのご案内を送ります。

エントリー(随時受付中です)

<審査項目>

審査項目
事業マインド
  • 自社や京都観光がおかれている現状や課題を認識しているか
  • インバウンド受け入れに対して想いやコンセプトがあるか
品質・独創性
  • より深い京都の魅力を楽しむことができ、旅行者の人生に与えたい影響やメッセージが明確か
  • 質の高い体験を提供しようとする仕組みを検討しているか(金額・体制等)
  • 安全・安心・プライバシー保護に関する備えがあるか
  • 既存・類似の事例がないか
地域貢献
  • 混雑を避けつつ、知らなかった京都の魅力を知れるもの
  • 京都観光や地域が抱える社会課題を解決する要素を含んでいるか
  • 京都市内もしくは近郊地域の産品や人材を積極的に活用しているか
持続可能性
  • 京都観光モラル(市民生活と観光の調和、質の高いサービス、環境・景観の保全、災害対応等)を意識した取り組みになっているか
  • 短期的な利益回収を想定していたり、特定の市場に依存していたり、非現実的な将来需要を前提としていることはないか

6 注意事項

  • 事業の広報等を目的として、内容(事業者名、事業の名称、事業の概要等)を公表させていただくことがあります。(公表する場合は、事前に応募者に確認を行います)
  • 公序良俗の観点から適当でないと認められる応募については選考の対象といたしません。
  • 選考結果についての個別のお問い合わせにはお答えできません。
  • 企画書など応募書類の作成は 日本語で行ってください。(英語での応募も可能ですが、アドバイス等、通常のコミュニケーションはすべて日本語で行います。)
  • 応募書類の記載内容に虚偽や権利等の侵害があると判明した場合は、採択を取り消すことがあります。
  • 特許権等の知的財産権は応募者に帰属します。応募するコンテンツの内容については、応募者の責任において対策を講じたうえで、一般に公開しても差し支えないものとしていただくようお願いします。また、秘密事項については、応募者責任で法的保護(特許や商標出願など)を行ってください。
  • 採択された事業者については、次年度以降も協会から事業の進捗状況をうかがったり、広報や調査に協力していただくことがあります。

7 これまでの成果の例(参考)

●「観光コンテンツ造成支援ハンドブック」の発行
https://www.kyokanko.or.jp/news/20240329_3/

 ●観光庁「観光地域づくり法人(DMO) による観光地経営ガイドブック」に掲載
https://www.mlit.go.jp/kankocho/topics04_00002.html

●2023年度「インバウンドイノベーション京都」の成果を報告する「第5回京都インバウンドカフェ」を開催しました(2024年6月3日(月))
https://www.kyokanko.or.jp/report/inboundcafe20240603

●世界最大級の旅ナカ予約プラットフォーム「GetYourGuide」によるキャンペーン「Discover Kyoto with GetYourGuide」に京都市観光協会が造成支援した体験商品が採用されました
https://www.kyokanko.or.jp/news/20230721

●2022年度「インバウンドイノベーション京都」の成果を報告する「第5回京都インバウンドカフェ」を開催しました(2023年7月11日(火))
https://www.kyokanko.or.jp/report/inboundcafe20230711

8 共催

コミュニティ・バンク京信

9 事務局

公益社団法人 京都市観光協会 企画推進課
インバウンドイノベーション京都事務局
TEL : 075-213-0070(平日 9:00-17:00)
Mail:inbound_i@kyokanko.or.jp
担当:福永、水本、イガ

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