【参考1】びわ湖疏水船について
明治期に竣工した第1琵琶湖疏水(大津~蹴上間約7.8km)を運航する、春秋限定の観光船(定員:下り12名、上り9名)。平成30年、約70年ぶりに復活し、専門ガイドによる案内を聞きながら、水路上から美しい桜と紅葉などを見ることができる。明治期の偉人が揮毫したトンネル出入口の「扁額」や赤レンガ造りの国指定登録有形文化財「旧御所水道ポンプ室」などを間近で見られるほか、とりわけ、全長2,436mに及ぶ第1トンネルでは、ほとんどの作業を人力で行った先人たちの苦労を肌で感じることができる。
【参考2】琵琶湖疏水について
琵琶湖疏水は、明治維新による事実上の東京遷都によって衰退する京都の復興のため建設され、水力発電、舟運、防火用水、庭園用水、水道など多目的な利用を通じ、京都の経済や産業、文化を大きく発展させた。今なお“現役”で活躍している人工の運河で、
・琵琶湖から京都市伏見区堀詰町までの全長約20kmの「第1疏水」
・第1疏水の北側を全線トンネルで並行する全長約7.4㎞の「第2疏水」
・京都市左京区の蹴上付近から分岐し北白川に至る全長約3.3kmの「疏水分線」
などから成る。
令和2年(2020)6月には、疏水沿線全域が日本遺産に認定された。
【参考3】琵琶湖疏水沿線魅力創造協議会について
1目的:
琵琶湖疏水通船事業を含む琵琶湖疏水沿線の魅力創造・発信を担い、琵琶湖疏水沿線の広域的な活性化に寄与する。
2設立:
平成29年(2017)9月
3構成:
滋賀県、大津市、京都市、(公社)京都市観光協会、(公社)びわ湖大津観光協 会、京阪ホールディングス(株)、西日本旅客鉄道(株)、東海旅客鉄道(株)、京都商工会議所、大津商工会議所