京都市及び公益社団法人京都市観光協会（DMO KYOTO）では、観光事業者・従事者等、観光客、市民の皆様がお互いに尊重しあい、思いを一つにし、持続可能な京都を一緒に創りあげていくことを目指し、令和2年11月に「京都観光行動基準（京都観光モラル）」を策定しました。また、令和3年11月には、観光関連業界の皆様と新しい京都観光に向けた共同宣言を行い、市民生活と観光が調和し、SDGsの達成に貢献していく京都観光を目指す取組を進めております。
この度、観光課題に対応し、持続可能な観光をより一層推進していくため、京都観光モラルの普及及び観光関連事業者による京都観光モラルに沿った取組の更なる実践促進を図ることを目的に、「持続可能な京都観光を促進する優良事業者表彰」の対象となる事業者を募集しますのでお知らせします。
１ 募集概要
⑴ 表彰の対象（応募要件）
以下の①～④の全てに該当する事業者を表彰の対象とします。
① 京都市内で観光客に直接サービスを提供する中小企業者または大企業者であり、募集締切日時点で、創業又は法人設立後、１年を経過していること。ただし、宗教活動又は政治活動を事業目的としている者を除く。
② 京都観光モラル推進宣言事業者に認定されていること。
※表彰への応募にあたり、新たに宣言事業者に申し込まれる場合は、
令和５年１月１７日までに、別途宣言事業者への申し込み手続きを行ってください。
(応募方法は、京都観光モラル推進宣言事業者募集チラシをご確認ください。)
③ 京都観光モラルの「観光事業者・従事者等の皆様と大切にしていきたいこと」に掲げる４つの項目に則した、他の事業者の参考となるような優良な取組を行ったこと。
④ 地域団体から、表彰について推薦を受けていること。
※地域団体：自治会・町内会、学区自治連合会、保勝会、商店街など
ただし、上記の要件を満たす事業者であっても、以下のいずれかに該当する場合は表彰対象としません。また、表彰後に下記要件に該当していることが明らかになった場合など、表彰対象として適当でないと認められる場合には、表彰を取り消すことがあります。
- 市税、府税、国税、本市の水道料金及び下水道使用料を滞納している者
- 営業に関して必要な許認可等を取得していない者
- 過去５年間に、法令等に違反し処分等を受けた者
- 代表者、役員又はその使用人が、京都市暴力団排除条例第２条第４号に規定する暴力団員等又は同条第５号に規定する暴力団密接関係者
- その他表彰者としてふさわしくない者
⑵ 募集期間
令和4年12月21日（水）～令和5年1月27日（金）（当日消印有効）
⑶ 選考基準
応募要件を満たすとともに、取組内容が以下の①～③の全てを満たす事業者を表彰対象として選考します。
① 京都観光モラルに掲げる「地域文化・コミュニティへの貢献、市民生活観光の調和」「質の高いサービス・商品の提供・人材育成」「環境・景観の保全」「災害や感染症等の危機に強い観光の実現」の全ての取組を行っている。
【取組例】
（地域文化・コミュニティへの貢献、市民生活と観光の調和）
地域内での消費促進、地域の活性化のため、近隣の観光スポットやおすすめの飲食店、地域の歴史などを紹介したマップを作成し、宿泊客に配布を行っている。
（質の高いサービス・商品の提供・人材育成）
従業員に京都の歴史や文化、伝統をしっかりと理解したうえで接客にあたってもらうため、京都検定の受験料を会社負担にしている。
（環境・景観の保全）
コロナを機にテイクアウト商品の販売を開始。環境の保全のため、リユース食器を使用し、後日食器の返却をするとサービスを受けられる仕組みとしている。
（災害や感染症等の危機に強い観光の実現）
災害や感染症などの緊急事態が発生した場合でも、事業を継続し、従業員の雇用を維持できるよう、新たな販路を拡大し、経営の多角化を図った。
【留意事項】
法律・条例・ガイドライン等により、実施することが義務とされている取組については、京都観光モラルに沿った内容であっても、表彰の対象となりません。
② 取組が令和3年10月1日から令和4年9月30日の間で行われている。
③ 事業者として取組を行っている。
⑷ 応募方法
申請書（要綱第１号様式）に必要事項を記入のうえ、添付資料を添えて、下記のお申込み先まで、メールまたは郵送にて御提出ください。
申請書は、ページ下部よりダウンロードできます。
（資料送付先・問合わせ先）
〒604-0924京都市中京区河原町通二条下ル一之船入町384 ヤサカ河原町ビル８階
公益社団法人 京都市観光協会（担当：仲、桑田、堀江）
TEL: 075-213-0070／FAX：075-213-1011／MAIL：moral＠kyokanko.or.jp
⑸ 表彰
応募内容の確認、外部有識者の意見聴取のうえ、表彰者を決定します。
被表彰者には，表彰状を授与し，活動内容等を京都市情報館・京都観光モラルＷＥＢサイト等（https://www.moral.kyokanko.or.jp/）で広く発信いたします。
⑹ その他
申請書等の提出物は返却しません。また、応募いただいた事業者の審査結果については、広報発表にてお知らせします。
２ スケジュール（予定）
12月21日～1月27日 募集期間
2月上旬～3月中旬 審査・被表彰者決定
3月下旬 表彰式
【参考】「京都観光行動基準（京都観光モラル）」※抜粋
＜観光事業者・従事者等の皆様と大切にしていきたいこと＞
～地域とともに事業が持続的に発展していくために～
（地域文化・コミュニティへの貢献，市民生活と観光の調和）
１ 地域の魅力や，市民生活の豊かさが高まるよう，地域との調和に配慮し，地域文化・コミュニティ・経済の発展に貢献するとともに，観光客に対しても，地域のルールや習慣を伝えていきましょう。
（質の高いサービス・商品の提供・人材育成）
２ 観光客が感動し，京都を再び訪れたいと思っていただけるよう，京都の歴史や文化，伝統を学ぶとともに，観光客それぞれの文化や生活習慣をよく理解し，敬い，おもてなしの心でサービス・商品の質を高めていきましょう。
（環境・景観の保全）
３ 京都の美しい自然やまちなみと地球環境の保全につながるよう，地域の自然環境や景観に配慮するとともに，環境にやさしい事業活動を行いましょう。
（災害や感染症等の危機に強い観光の実現）
４ 誰もが安心・安全で過ごせるとともに，事業を継続し，従業員の雇用を維持できるよう，災害や感染症，事故等に注意し，十分に備え適切に行動しましょう。
※その他の項目等は以下から御確認いただけます。
https://www.moral.kyokanko.or.jp/
