琵琶湖疏水(大津から蹴上間)における通船の復活については、沿線の関係団体が連携して、明治期の先人たちが築き上げた貴重な産業遺産である琵琶湖疏水の建設の意義を改めて認識いただき、疏水沿線地域の更なる活性化の源となることを目的に、平成27年度から本格的な復活を目指した取組を推進してきました。
平成29年9月には、この琵琶湖疏水通船復活事業(以下「通船事業」という)を中核事業として沿線の魅力を創造発信するため、琵琶湖疏水沿線魅力創造協議会(以下「協議会」という。)を立ち上げ、平成30年から通船事業を実施しています。
通船事業は今年で3年目となりましたが、今後も安定的に当事業を継続していくため、現行の運営体制の改善や、効率化を図っていく必要があり、令和3年からの3年間を、事業の安定化・持続化のための期間と位置付けます。
本業務は、通船事業において、安全かつ魅力的な船舶運航、国内外から幅広く乗船客を募集する乗船券等の販売および通船事業を組み入れた商品の企画・販売等、事業の実施運営を協議会にかわって行うこと、及び協議会と連携し、持続可能な事業の運営体制の構築に向けた取組みを行うことを目的とします。