この度、公益社団法人 京都市観光協会(DMO KYOTO)では、ウィズコロナ時代の新しい観光様式を見据え、京都市内で観光産業従事者の人材育成を目的とした、オンライン教育プログラム「京都観光オンラインアカデミー」を開設いたします。
本取組では、当協会にてこれまでに制作したウェビナー動画等を専用のウェブページにて取りまとめ、観光産業従事者を対象に広く配信いたします。尚、掲載するプログラムにつきましては、今後も新たなラインナップを適宜追加していく予定です。
京都観光オンラインアカデミー
京都市内の観光産業に従事する方を対象としたオンライン動画の配信
(一部、京都市観光協会会員限定の動画も配信予定)
*配信開始時には約30程度のプログラムを公開することを予定しています
*動画は各30分程度
令和2年9月1日(火)午後2時
京都市観光協会公式ウェブサイト内に専用ページを開設します
京都観光の「今」を知って頂く情報を発信するプログラムのラインナップです。
例)京都観光の宿泊施設の稼働状況、海外各都市の状況等、京都市観光協会が提供する統計データの活用方法など
今後観光事業を経営していく上で、必ず役に立つスキルを習得していただくプログラムのラインナップです。
例)デジタルツールの活用*、マーケティング知識の習得*、キャッシュフロー経営講座など
ウィズコロナ時代の観光事業において、活用できる制度や具体的な対策などを解説するプログラムのラインナップです。
例)衛生対策*、雇用調整助成金の活用方法*など
京都で観光産業に従事する人、これから京都の観光産業を志す人に知っておいて欲しい基礎知識を伝えるプログラムのラインナップです。
例)京都観光の基礎知識*、基本的な外国語対応*、地域行事の理解など
当協会の会員企業が自らのサービスや強みを発信するプログラムのラインナップです。事業者間でのネットワークや情報の交換を活性化することを目指します。
例)サービスの紹介、プロジェクトの紹介など
現在、国内ではGo Toトラベルキャンペーンによって、一部の地域では段階的に観光需要の回復が見られています。一方で、新型コロナウイルスの再度の感染拡大等の新たな課題も生じています。そのような中、世界を代表する観光課題解決先進都市・京都市においても、お越しいただく観光客に安心・安全を提供することと、お越しいただくからこそ感動や発見を実感してもらうことが両立できる「新しい観光様式」の実現が期待されています。
「新しい観光様式」へ対応していくためには、京都市内の観光産業従事者自らが、京都観光の現状を知るとともに、観光産業やマーケティング、経営等の基本的な知見・ノウハウを学び、蓄えることに加え、京都市内の大学生など優秀な人材が観光産業に就職されることにより、各事業者が主体的に経営力を高めていく“ボトムアップによる変革”が重要になります。また今後、新型コロナウイルスの更なる感染拡大も含む様々な災害や地政学的リスクに対して、地域の観光産業が持続可能性を高めるためにも、観光産業従事者の人材育成と地域と密着する意義が増しています。
以上のことから、ウィズコロナ時代のDMOにおける観光地経営においては、地域の観光産業従者に向けて、地域を理解するとともに、自ら学ぶ機会を提供することが必要であるとし、本取組の実施に至りました。
公益社団法人 京都市観光協会 担当 小笠原、加藤 TEL:075-213-0070