インバウンド向けコンテンツのあり方を考える交流イベント 第13回「京都インバウンドカフェ」の開催について
このページの目次1. 名称2. 内容3. 開催日時4. 開催場所5. 対象(こんな方にオススメです)6. 定員7. 参加費8. 申込方法9. 協賛10. 協...
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公益社団法人京都市観光協会では、平成30年度より、宿泊施設従業員向け歴史・文化体験研修を京都市とともに実施しています。本事業は、宿泊施設の従業員の方々等に対し、京都の文化などについての基礎知識を学習する機会を提供することで、勤務する施設でのおもてなし向上につなげていくとともに、受講者自らが更なるスキルアップを目指してもらうことを目的に、京都市宿泊税を活用し行っているものです。
令和3年度には文化庁の京都移転も予定され、文化への注目度がますます高まっている中、茶道、華道、聞香、着付けの4つのテーマで、9月〜10月にかけて研修を行いました。
裏千家協力のもと、裏千家茶道会館にて茶道史やお茶の精神である「和敬清寂」の意味など、講義やDVDの視聴を通じて学びました。その後、裏千家業躰の方々によるデモンストレーションを見学し、一つ一つの所作の美しさに感動。最後は参加者同士、お茶を点てあい、あっという間に3時間の研修は終了しました。
参加者の声
「香道」は「茶道」と「華道」とならぶ日本三芸道の一つ。今回の研修では、和歌や物語文学の世界を主題にし、現代の香道で主流の「組香」を、創業300余年の老舗・松栄堂で体験しました。いくつかの香木の香りを「聞いて」、その香りの異同を判じる「組香」。参加者は日々の喧噪から離れ、雅なひとときに酔いしれました。
参加者の声
着付け研修は、重要文化財「旧三井家下鴨別邸」を会場に、1人で着物を着られるようになることを目標に、襦袢の着方、帯の結び方、畳み方まで基本的なことを学びました。着付けたあとは、施設内を自由に散策。着物が似合う建物でもあることから、着物の楽しさを実感してもらいました。
参加者の声
華道・家元である池坊の協力を得て実施。聖徳太子が沐浴したという池のほとりに住坊を構えたことに名前の由来がある「池坊」。聖徳太子創建の六角堂を見学したあと、資料館でいけばなの歴史を学び、実際にお花を生ける体験を行いました。
参加者の声
4種の歴史・文化体験研修を終えて感じたことは、一様に歴史・文化への関心が非常に強いということ。どの参加者からも、お客様へのおもてなしの一つとしてだけではなく、自らの教養やスキルアップとして身につけたいという情熱を感じました。そして、今後の研修開催についても、参加者全員の方から「継続希望」の声をいただきました。
宿泊施設の従業員の方は、シフト制勤務が多く、固定の曜日に習いごとに通い続けるのは難しい点もあり、こうした1回完結型の研修は受講ニーズが高いのかもしれません。京都市観光協会では、事業者の皆様の声を聞きながら、今後も当研修の充実を図ってまいります。
京都市観光協会 受入環境整備課 桒田 扶美
実施日:
茶道 令和元年9月17日、18日(全2回) 協力:裏千家
聞香 令和元年9月24日、27日(全2回) 協力:株式会社松栄堂
着付け 令和元年10月2日、3日(全4回) 協力:公益財団法人京都和装産業振興財団
華道 令和元年10月7日、8日(全2回) 協力:華道家元池坊
参加者:京都市内の宿泊施設、観光関連事業の従業員 計150名
主 催:京都市、公益社団法人京都市観光協会
共 催:公益財団法人京都文化交流コンベンションビューロー
協 力:京都府旅館ホテル生活衛生同業組合
後 援:京都商工会議所
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