大正2年に建設された京都最古の歌舞練場「祇園甲部歌舞練場」において、来春から耐震改修工事が行われます。同歌舞練場は、京都の春を告げる「都をどり」や秋の「温習会」の会場として親しまれ、2008年には国の「登録有形文化財」に登録されています。
耐震改修は、建物の外観と内部意匠を変えないように配慮しながら、劇場本体を鉄骨補強フレームで覆い、耐震安全性を確保するもので、併設する技芸学校は建て替えられ、また、国内外の観光客に人気の伝統芸能シアター「ギオンコーナー」も、現在の弥栄会館から同敷地内に移転する方向で調整が進んでいます。
このたび、多額の改修工事費の一部を個人・法人から広く支援いただくべく、公益財団法人京都伝統伎芸振興財団(おおきに財団)において、寄付金の募集が行われます。
京都市観光協会は、本取組に賛同し、京都の花街文化のみならず、観光や伝統産業の振興において大変重要な祇園甲部歌舞練場の耐震改修工事を支援いたします。皆様におかれましても、ぜひともご支援、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
寄付金募集についてはこちら https://www.ookinizaidan.com/donation/