公益社団法人 京都市観光協会(以下、当協会とする)では、一部の観光地に観光客が集中することによる、観光客の満足度の低下と市民生活への影響を緩和することを目的として、時期・時間・場所の分散化の取組みを進めています。
この度、分散化の取組みをより一層推進するため、京都市と連携のもとで当協会が運営する京都観光オフィシャルサイト「京都観光Navi」において、快適に観光できる度合を示す「観光快適度」の見える化機能をリリースしますので、お知らせします。
なお、本事業は昨年に国土交通省近畿運輸局を事業実施主体として、紅葉時期の嵐山地域において実施した観光需要の分散化に係る実証事業で得られた成果を踏まえて実施するものです。
スマートフォン利用者の位置情報、天気、曜日、時間などのビックデータをもとに、深層学習を活用したAI(人工知能)※によって、京都市全域及びエリア別の観光快適度を予測し、「京都観光Navi」において5段階で表示する。併せて、観光客で賑わう時期でもゆっくりと観光できるエリアや、おすすめの観光ルートを示すことで、快適に観光できる時期・時間帯での訪問や、周辺エリアへの回遊を促すなど、観光需要をマネジメントし、観光客の満足度向上や地域の活性化につなげる。
さらに、見える化機能については、利用者に対して画面上でアンケートを実施し、表示されている観光快適度と実感との乖離の有無についてご回答いただくことで、予測の精度を高めていく。
※ 深層学習を活用したAI(人工知能)
観光快適度を予測するに当たり、位置情報や天気等のビッグデータから、最も精度が高い観光快適度を導き出す条件や組み合わせをAIが自動で判別し予測するもの
京都市全域における6箇月先までの日ごとの観光快適度の予測を通年で表示。併せて、観光客で賑わう時期でもゆっくりと観光できるおすすめエリアを紹介する。京都観光を検討する観光客の皆様に、桜や紅葉シーズンで人気が高まるタイミングや、天気・連休などの影響による観光需要の高まりを踏まえて、旅行日程や旅行先を検討いただくことができる。
機能実装日:令和元年9月18日(水)14:00~
表示時期:通年
(※ 画面イメージは開発中のものです)
春・秋の行楽シーズンは、観光客が集中する人気の観光スポットを含む「祇園・清水エリア」、「嵯峨・嵐山エリア」、「伏見エリア」の3つのエリアの情報を公開。エリア内の各観光スポットの時間帯別の観光快適度の予測を表示するとともに、おすすめルートを紹介する。旅行の計画に活用いただくのはもちろんのこと、観光中にも、各スポットの快適に観光できる時間帯や、エリア内の穴場スポットを確認し、その日の状況に合わせて訪問先を検討いただくことができる。
機能実装日:令和元年10月31日からの表示開始を予定
表示時期:春・秋の観光シーズンのみ表示
(詳細については、実装日前に改めて発表予定)
(※ 画面イメージは開発中のものです)
公益社団法人 京都市観光協会
マーケティング課 DMO企画・マーケティング専門官 堀江 卓矢
TEL:075-213-0070
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