京都市観光協会データ月報(2019年3月)

UPDATE :
2019. 04. 26
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データ月報

調査結果のポイント

外国人利用割合は44.4%と、14ヶ月連続で前年同月を上回り、シェアの拡大が続く

44.4%

4.6 pts

京都54ホテルにおける2019年3月の外国人客利用割合は、前年同月を4.6ポイント上回る44.4%に達した。14ヶ月連続で前年同月超えが継続しており、外国人客のシェア拡大が続いている。

桜シーズンの人気が高まる中、宿泊予約のリードタイムが長い欧米市場が拡大

+20.0%

外国人宿泊延べ人数の国・地域別構成比では、前年同月と同じく、上位に中国、アメリカ、台湾、オーストラリアが続いたが、5位は韓国と入れ替わってイギリスが入った。
伸率をみると、イギリス(前年同月比33.7%増)だけでなく、フランス(同62.8%増)、カナダ(同41.2%増)、イタリア(同35.9%増)、アメリカ(同29.2%増)、ドイツ(同28.0%増)等が外国人客全体の平均伸率(同20.0%増)を上回る成長を見せた。これまでのプロモーション活動の効果に加え、欧米からの観光客は、従来から比較的ホテル予約時期が早い傾向にある中(宿泊日と予約日との間隔を指す「リードタイム」が長い)、桜シーズンの人気定着に伴い、国内客やアジア客等よりも、より早期に客室確保を行っていることが背景にあると考えられる。

日本人宿泊延べ人数は前年同月比0.9%増加し、2ヶ月連続成長

+0.9%

日本人宿泊延べ人数は前年同月比0.9%増加し、2ヶ月連続で前年同月を上回った。供給客室数の増加等を背景に、客室稼働率は88.8%と、前年同月から1.3ポイント減少しており、日本人客にとっても宿泊予約しやすい状況になっていることが影響していると考えられる。

調査概要

概要

外国人宿泊状況をタイムリーに把握できるよう、平成 26 年(2014 年)4 月以降、京都市内の主なホテルの協力を得て、国・地域別の調査(「実人数」「延べ人数」「延べ部屋数」)を毎月実施。

※全国で唯一の取組(協会、ビューロー調べ)なお、本調査における外国人は、日本国籍以外のパスポートを有する人で、ビジネス、観光を問わない。

対象ホテル(2019年 3月現在)

  • 54施設11,637 室 ※市内ホテルの客室ベースで約 4 割をカバー
  • 前年と本年では対象ホテル数・客室数が異なるため、昨年発表の2018 年3月数値(37ホテル)と今回発表の2019年3月数値(54 ホテル)は異なる場合がある。なお、対象ホテルにおいては、調査月における前年と本年の数値提供を得ている。
  • 客室収益指数(RevPAR)等の数値は、ホテルデータサービス会社STR(本社:イギリス・ロンドン)からの提供によるもので、上記54ホテルとは対象が一部異なる。

分析数値

「客室稼働率」「外国人利用割合」は、「延べ部屋数」の集計による。

「伸率」は前年同月からの増減率を示す。

「構成比」「伸率」は、「延べ人数」の集計と「実人数」集計との2つを併記する。

「構成比」は外国人客における国・地域別割合を示す。

その他

本資料の数値を引用する場合は、「出典:京都市観光協会データ月報」を明示してください。

ただし、P6のSTRデータについては、書面による許諾を伴わない再出版もしくは二次使用は固く禁じられております。報道・メディア媒体への掲載については、(公社)京都市観光協会(担当:加藤)までお問合せください。

京都観光総合調査との関連について

京都市全体の観光動向の把握については、ほぼすべての市内宿泊施設(旅館業法許可施設)を対象とする「京都観光総合調査」(京都市から年 1 回発表)が基本指標となる。当調査は、インバウンドマーケットの傾向を把握するため、京都市内の主なホテルを対象とするサンプル調査であるため、その他ホテルや旅館、簡易宿所、いわゆる「民泊」等に宿泊した外国人客は含まれておらず、訪日外客数(日本全体)との比較等も参考分析という位置づけとなる。

調査レポートのダウンロード/分析ダッシュボード

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分析ダッシュボードについては、以下からそれぞれお申込みください。

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