はじめに
増加する訪日外国人の受入環境整備の一環として、日本政府は、現在20%程度のキャッシュレス決済比率を、2025年までに40%程度に引き上げることを目標として掲げており、京都市においてもキャッシュレス決済の推進は、外国人観光客の消費意欲を地域活性化につなげるうえで喫緊の課題となっております。
(公社)京都市観光協会では、DMO経営戦略において、主要事業のひとつにキャッシュレス決済の推進を掲げ、世界最大のクレジットカードブランドであるVisaと連携した取組、キャッシュレス決済に取り組む観光事業者への助成金交付、運営する二条城売店でのキャッシュレス決済導入、京都発の日本最大地域情報化推進団体・合同会社KICSへの参画など、キャッシュレス決済の環境整備に積極的に取り組んでおります。
この度、当協会会員の中で、観光客等との対面での金銭収受を伴う営業行為がある土産店、宿泊施設、飲食店、文化・観光施設等を対象に、キャッシュレス決済の現状を把握するための状況調査を実施し、その結果がまとまりましたのでお知らせします。