重要文化財　旧三井家下鴨別邸 「天皇陛下御即位に係る慶祝事業　特別呈茶席」の開催について

この度，重要文化財「旧三井家下鴨別邸」では，天皇陛下御在位３０年及び皇太子殿下ご即位の慶祝事業として，有職菓子御調進所の「老松」の菓子職人が特別に誂えた京菓子を用いた呈茶席を期間限定で実施しますので，お知らせします。

⑴　天皇陛下御在位３０年記念　特別呈茶席　　平成３１年４月２７日（土）～４月３０日（火）

⑵　皇太子殿下ご即位記念　特別呈茶席　　令和元年５月１日（水）〜５月６日（月）

午前９時から午後４時
※開館時間は午前９時から午後５時まで，受付終了は午後４時３０分

「老松」特製の京菓子とお抹茶のセット

⑴天皇陛下御在位３０年記念
菓銘「菊の宴」：上用の生地を紅白に染め分けて，菊の御紋と金箔をあしらっています。

⑵皇太子殿下ご即位記念
菓銘「多き夢」：万葉集からイメージして創菓したもので，滑らかな道明寺粉を用い，氷餅をまぶし月と梅の焼き印を押しています。

主屋２階座敷または茶室

１，２００円(税込) 入館料別途

旧三井家下鴨別邸（京都市左京区下鴨宮河町５８番地２）

⑴　指定管理者　　旧三井家下鴨別邸運営コンソーシアム
（代表団体：公益社団法人京都市観光協会）

⑵　通常公開　　一般４１０円/中高生３００円/小学生２００円

⑶　開館時間　　午前９時～午後５時　※受付終了は午後４時３０分

⑷　休館日　　水曜日（水曜が祝休日の場合はその翌日），年末（１２月２９日～１２月３１日），５月１日（水）は開館

⑸　電話　　０７５－３６６－４３２１

⑹　ホームページアドレス　https://www.kyokanko.or.jp/mitsuike/

大正１４年（1925）に完成した，下鴨神社の南に位置する豪商・旧三井家の別邸。三井家１１家の共有の別邸として三井北家（総領家）第１０代の三井八郎右衞門高棟（たかみね）によって建築された。建築に際しては，明治１３年（1880）に木屋町三条上るに当主の隠居所として建てられた三井家の木屋町別邸が主屋として移築された。昭和２４年には国に譲渡され，その後，京都家庭裁判所の所長宿舎として平成１９年まで使用される。近代京都で初期に建築された主屋を中心として，大正期までに整えられた大規模別邸の屋敷構えが良好に保存されており，高い歴史的価値を有していることから平成２３年に重要文化財に指定される。約４年間にわたる修復工事を終え，平成２８年１０月から一般公開。