令和6年度 秋の観光課題対策(観光地の混雑対策等)
~嵯峨嵐山エリアにおける局所的な混雑緩和のための取組~

UPDATE :
2024. 10. 29
CATEGORY :
観光課題対策

京都市では、関係機関との連携のもと、市民生活と調和した持続可能な京都観光の実現に向け、取組を進めています。
この度、嵯峨嵐山エリアにおいて、定番のルートやスポットに集中しがちな観光客に対し、比較的混雑していない嵯峨エリアへの周遊を促すため、地域との連携により、デジタルマップ「嵯峨嵐山周遊ガイド」の公開やデジタルスタンプラリーの開催、ライブカメラの設置によるリアルタイムな混雑状況の発信、国際日本文化研究センター教授の磯田道史氏による嵯峨の魅力を紹介する動画の配信等、嵯峨エリアへの誘導を行うことで、混雑の緩和を図ります。

1 デジタルマップ「嵯峨嵐山周遊ガイド」の公開

嵯峨嵐山エリアの観光にお役立ていただくため、デジタルマップ「嵯峨嵐山周遊ガイド」を公開し、様々な魅力を発信します。また、嵯峨エリアへの周遊を促すため、期間限定で、デジタルマップ内でスタンプラリーを開催します。

(1)デジタルマップの公開

ア 配信日時
令和6年11月1日(金)から

イ 主な機能 ※日本語と英語で配信
・GPSにより現在地を表示
・ごみ箱やトイレ等の場所を表示
・周遊観光におすすめのコースを紹介
・嵯峨エリアを中心とした観光スポット情報や期間限定のイベント情報を紹介

デジタルマップはこちら(アプリ不要)

 

 

(2)スタンプラリーの開催

ア 期間
令和6年11月1日(金)から12月1日(日)まで

イ 内容
① 参加方法:デジタルマップを開けばスタンプラリー開始(エントリー不要)。
② 遊び方:GPSをオンにして、スタンプラリースポットを巡り、チェックインしてスタンプをゲット。スタンプを2つ集めるとクリア。
③ クリア特典:嵯峨商店街等の対象店舗で使用できるクーポン券(5%割引券)を獲得。対象店舗で買い物をして、会計時にクーポン画面を掲示。
※対象店舗の一覧は別紙を参照。

ウ スタンプラリースポット(全5箇所)
・あだし野念仏寺
・大覚寺
・祇王寺
・常寂光寺
・清凉寺

2 ライブカメラによる混雑状況の発信

現在、嵯峨嵐山エリアに2台のライブカメラ(渡月橋北詰、竹林の小径)を設置し、リアルタイムの混雑状況をYouTube配信しています。
この度、新たに、嵯峨エリアにライブカメラを3台設置し、比較的混雑していない様子の見える化を行い、嵯峨エリアの魅力情報と合わせて発信することで、同エリアへの誘導を図ります。

(1)配信日

令和6年11月1日(金)から

(2)配信場所

・大覚寺(11月1日から配信)
・清凉寺(11月1日から配信)
・嵯峨鳥居本町並み保存地区(11月下旬頃から配信予定)

(3)配信方法

・デジタルマップ「嵯峨嵐山周遊ガイド」にYouTube配信のリンクを掲載
・混雑回避に役立つ「京都観光快適度マップ」内にも掲載予定

イメージ

3 磯田道史氏による嵯峨の魅力を紹介する動画の配信

歴史家で国際日本文化研究センター教授の磯田道史氏が、実際に嵯峨嵐山エリアを訪れ、魅力的なスポットの歴史や文化等のエピソードを紹介した動画を配信します。

(1)配信日

令和6年11月1日(金)から

(2)紹介スポット

・あだし野念仏寺
・祇王寺
・二尊院
・常寂光寺
・落柿舎

(3)配信方法

デジタルマップ「嵯峨嵐山周遊ガイド」にYouTube配信のリンクを掲載

4 一般社団法人ツーリストシップとの連携(詳細は令和6年11月1日付け報道発表予定)

○×クイズを通して、観光客の皆さまに、観光地の歴史や文化、地域課題等を楽しく知っていただくためのイベント「旅先クイズ会」を開催し、「京都観光モラル」や「観光の分散」をテーマにして発信することで、嵯峨嵐山エリアの周遊観光を推進します。

ア 開催日時 
令和6年11月9日(土)午前11時~午後3時

イ 開催場所 
JR嵯峨嵐山駅(南北自由通路)

 

「旅先クイズ会」の様子

5 都市計画局との連携

都市計画局の「観光地等交通対策~嵐山における回遊ルート誘導実証~」と連携し、誘導員の配置等により、嵯峨エリアへの誘導を行うことで、混雑エリアから観光客の分散化を図ります。

ア 実施日
令和6年11月23日(土・祝)・24日(日)・30日(土)、12月1日(日)

イ 実施場所
嵐山公園中之島地区、竹林の小径等

【参照】令和6年10月3日付け報道発表資料「令和6年度 秋の観光課題対策(道路の混雑対策)~東山地域周辺・嵐山地域周辺の交通対策~」

 

6 嵯峨嵐山観光に際するお願い

数多くの観光客が訪れる 嵯峨嵐山エリアにも、市民の皆様の日常の暮らしがあります。京都観光に関わる全ての皆様が、お互いを尊重しながら持続可能な京都観光をともに創りあげていく「京都観光行動基準(京都観光モラル)」の趣旨を十分に御理解いただき、地域を思いやる行動を心がけていただきますようお願いします。

(参考1)磯田道史氏について

昭和45年、岡山市生まれ53歳。慶應義塾大学大学院をご卒業後、茨城大学助教授、静岡文化芸術大学教授などを経て、現在は京都にある国際日本文化研究センターの教授。専門は日本史。著書に映画化された「武士の家計簿」や中公新書の「日本史を暴く」など。災害や忍者の古文書調査のほか、近年では岡山城天守閣の展示を監修。日本文教出版の小学校教科書の執筆やNHK・BSの人気歴史番組の司会でも知られる。

 

(参考2)一般社団法人ツーリストシップについて

令和元年設立(本社:京都市上京区、代表:田中千恵子)、世界で初めて「ツーリストシップ(※)」を提唱する非営利団体で、日本や国連など様々な先進事例集に掲載される。詳細はホームページ(https://touristship.jp/)を参照。

※ツーリストシップとは、スポーツマンシップの観光版で、旅先に配慮したり、貢献しながら、交流を楽しむ姿勢や行動を指します。

本件に関するお問い合わせ先

・嵯峨嵐山周遊ガイド・嵯峨の魅力紹介動画について
京都市産業観光局観光MICE推進室 海老澤・喜馬(075-746-2255)

・ライブカメラによる混雑状況等の発信について
京都市観光協会 平田・紙谷(075-213-0070)

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