第42回 京の夏の旅

京の冬の旅 体験レポート

2月某日 京都嵐山・大覚寺!

先ほど前の吹雪が嘘のよう。青空に緑の松がきれいです。

大覚寺といえば、時代劇の撮影が多いことでも有名です。
天皇ゆかりの門跡寺院でもあって見所満載!今回のプランは、お香体験にプラス大覚寺の案内もしてもらえて、盛りだくさんです。

JRの電車を降りたら、軽い吹雪。どうしよ~と思いつつ歩いて大覚寺向かったのですが、15分ほどでこの快晴!
山が近いので天気も変わりやすいみたいです。
しかし、澄んだ青空でテンションアップです!

体験の会場は、通常非公開の書院「庭湖館(ていこかん)」

「通常非公開」というだけで、さらにちょっとテンションあがります。

大覚寺での体験の会場は、通常非公開の書院「庭湖館(ていこかん)」で行われます。
通常非公開の場所で開催というだけで、ちょっとワクワクしてきます。

お香のセットが1人1セット用意されています!

今回の「平安の香り体験」は、香老舗「松栄堂」さんのレクチャーで進められます。

各席には、お香のグッズが1セットが用意されています。
本日使う道具と、お香の使い方や原料などの紹介パンフレット一式。
1人1セット使用グッズが用意されていると、自分専用な感じが妙に嬉しく感じます。

各席に1セット。松栄堂さんのお香の紹介パンフレットと、本日のお香体験グッズ!

会場はこんな感じ。女性が多いですが男性もちらほらいらっしゃいます。

受付でもらった参加証。

席に着いてしばらくすると、まずは抹茶と大覚寺オリジナルのお菓子が運ばれてきます!

お菓子は、何やら綿菓子を固めたような軽い感触で、上品な砂糖の甘さが口に広がりおいしいです。
今まで食べたことのないタイプのお菓子で、気に入りました!
よい砂糖がつかってあるんだろうな~という上品な甘さです。 抹茶の苦みと好相性!
各自、開始時間まで席で抹茶とお菓子で寛いで、講座スタートです。

包み紙からきれいです~

やはり門跡寺院、菊の御紋です。

こちらは季節の花。梅です。

Point

大覚寺へ行くには?

JR嵯峨嵐山駅北口から徒歩約15分で到着します。
少し歩きますが、大通りに出ると「大覚寺はこちら」の案内板がところどころにあって、迷わず到着しました。
もし案内板がみつからない場合は、大通り(丸太町通)で聞いてみましょう!

「20分も歩くのはつらい・・・」という方は、市バス28番に乗れば、大覚寺の目の前まで運んでくれます。 市バス28番は京都駅、四条大宮、西大路四条(西院)、嵐山界隈から乗車可能です。

まずは「お香」について基礎知識を勉強します。

お香って実は知らないことだらけ。「ほ~」の連続です。

お香の歴史、どういった種類があるか、どのようにできているのかなど、スライドや手元の資料を活用して説明してくださいます。

「お線香」というと「お仏壇」のものとイメージする方が多いと思いますが、線状をしているものは「お線香」。
仏事用とは限らないようです。

大きなスライドが前面に。もし画面が見づらい方は手元に資料も用意されています。

お香の原料。休憩時間に間近に見ることができますよ。

薫物(たきもの)は教養のひとつ!

お香の種類のひとつ、薫物(たきもの)は平安時代、貴族の教養の一つだったそうです。この薫物(練香)は、さまざまなレシピが伝わっており、王朝貴族も自ら手づくりしていたようです。(写真はプロの方。一度に何個も丸めることができるらしいです)

『枕草子』や『源氏物語』の「薫物(たきもの)」が描かれている箇所について、わかりやすく解説してくださいます。

平安時代は各家ごとにそれぞれの香りがあった!?

なんと、昔は家ごとで香りの調合が違ったそうです。
『源氏物語』などで、残り香でここに誰がいたのかを察する場面がよくありますが、
香り自体がその人(家)を表していた時代であれば、すごく説得力ありますよね。

お香だけど、直接火をつけない?煙が出ない?

一通りお勉強したあと、手元のグッズを使ってお待ちかねの実践です。
今回体験するのは灰と炭をつかった「空薫(そらだき)」。部屋に香りを漂わせます。

・ライターで炭に火をつけて、灰の上に置きます。
・そして、少し離したところに、「お香」を置きます。

えっ、炭から離した灰の上にお香を置くのですか??

線香でも蚊取線香でも、直接火をつけてっていうのが当然と思っていたので、びっくりです!

ほんとにこれで香りが立つのか?と半信半疑でしたが、しばらくすると部屋中になんとも甘い香りが・・・
分かりやすいように、皆で立ち上がって確認です。

炭に火がついたら灰の真ん中へ!

炭で灰が十分あたたまったら、炭から離してお香を置きます。

立ってみると、香りが漂ってるのがわかります。

お香は3種類。色んなタイプを体験できます。

説明を聞いて順番通りにやってみよう!

お香を試す順番は決まってますので、ちゃんと説明を聞いて進めましょう!
(↑間違えた人がいました。私です・・・みなさん気を付けましょう(^_^;) )

説明を聞きのがしてしまったなど、不明点があれば、スタッフの方に聞いてみましょう。
各席の炭やお香の状態をチェックしてくださってますので、安心ですよ。

※炭とお香が近すぎて煙がたっている方がいらしたら、スタッフの方がすかさず対応してくださってました!

自分で練香を丸めることにも挑戦できます!

雅な気分で挑戦!

手のひらに適量とって・・・丸めます。

実はちょっとコツがいるらしい。一度失敗を経て再挑戦!丸まりました!

なんと、ほぼ一式お持ち帰りできます。

帰ってすぐにお香を楽しるグッズが一式揃ってます。

体験で使用したグッズ(1セット用意されていたもの)はお持ち帰りできます。

灰も炭もセットに入ってますので、後は不燃性の香炉だけ用意したら、家でも早速「空薫」が楽しめます。
香炉は陶器の器などで代用できそうですね。
お香も数回分用意されているので、使わなかった分でしばらくは楽しめそうです♪

お香の体験の後は、大覚寺の寺内を案内してくださいます。
※体験の前に寺内案内を行う場合もございます。

大覚寺は広い!見どころも満載!

大覚寺のパンフレットには書かれていないことも、細かに説明してくださるのがいいですよね。

まずは宸殿(しんでん)からスタートです。

「左近の梅」

大覚寺では音声ガイドもあります。今回のような案内がない場合はオススメです。

大覚寺は「旧嵯峨御所大覚寺門跡」が正式名称。

門跡とは天皇家ゆかりという意味です。
門跡寺院ならではの「菊の御紋」を探すのも楽しいです。

蔀戸(しとみど)の金具に金色のセミが。。。

金具にやはり「菊の御紋」。あれ?なぜセミが・・・?

こちらの蔀戸(しとみど)には金色のセミがいます。

セミは長い間土の中におり、地上に出てきて数日で一生を終えてしまいます。
この間殺生することもなく短い一生を終えることで「清らかな生き物」といての象徴で
もあるようです。

など、他にもセミの由来については諸説あるようですが、とにかく可愛いです。

この石舞台で、能やショーが行われるそうです。

白の5本線。この本数が多いほど格式が高いのです。

大沢池!

この日は天気もよく一段とキレイ!

「この景色は平安の時代からほとんど変わってないのです」

なるほど、近代の象徴のような電線や他の建物はこの景色からは見えません。
ということは、確かに平安の昔に皆が見た風景と大差ないということですね。
う~ん、感慨深いです。

「御霊殿」奥の天井には龍がいます。

「勅封心経殿」60年に一度しか開けられないとか。

至るところに音声ガイドのポイントがあります。

この天井の低い渡り廊下は???

背の高い方は気をつけて。誰もが大男にみえるこの廊下の理由は?

この天井の低さは、刀を振り上げられないようにとのこと。
防犯の一種ですね。

他にも、天井を低くすることで、ここを通る人(位の高い人)を大きく見せる役割もあったとか。

大覚寺を一通り案内していただいて解散です!

お香の講座と大覚寺見学で満喫です。

終了後は一旦解散しますが、希望の方はもう一度ゆっくり大覚寺を参拝いただけます。
お時間のある方は写経体験もオススメですよ~

大覚寺では常時写経体験ができます。

おしゃれな松栄堂さんのパンフレット。

京都ゴビゲーター後記

今回は、お香の知らなった一面を発見!煙を出さないお香の楽しみ方があったことに驚き、体験後に会った友人にお香について語ってしまいました!


体験が楽しいのはもちろんですが、お香についての歴史や昔のことがとっても興味深い内容でした。

さあ、次はどれに行こう!
こちらも要チェック!!

→京の夏の旅インデックスページ

注:今回は特別に許可を得て、写真撮影をさせていただきました。 撮影不可の場所もありますのでご注意ください。

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