文化財講座「近代和風邸宅の魅力」

 重要文化財旧三井家下鴨別邸では、2月15日から3月6日まで、3階望楼特別公開を開催いたします。これに先立ち、文化財保護技師による近代和風邸宅をテーマとした文化財講座を開催します。

 旧三井家下鴨別邸は、大正期までに整えられた大規模別邸の屋敷構えが良好に保存され、同時に財閥の繁栄を今に伝える貴重な建物です。

 主屋は、明治初期に木屋町三条上るに隠居所として建てられた三井家の木屋町別邸を、大正14年に移築したものです。その際、改修や玄関棟の増築を行って、一族が祖霊社をお参りする際の休憩所とされました。簡素な意匠ですが、ガラス窓の導入や当時では珍しい輸入木材、高級だった合板の使用など、豪商の財力と細部へのこだわりがうかがえます。そして、なんといっても四方ガラス窓の3階望楼は、当時の富裕層のステータスだったといわれます。

 講座では、近代建築史や住宅史を専門に活躍する文化財保護技師の石川祐一氏の解説により、明治以降各地に富裕層の邸宅として建てられた近代和風邸宅の魅力を探求します。

開催日時
平成30年2月10日(土) 午後2時(所要時間 約1時間30分)
会場名
重要文化財 旧三井家下鴨別邸 2階座敷(通常非公開エリア)
住所:京都市左京区下鴨宮河町58-2
交通:市バス「葵橋西詰」下車徒歩約5分、市バス「出町柳駅前」下車徒歩約5分
京阪電車「出町柳」駅下車徒歩約5分

※駐車場がございません。公共交通でお越し下さい。

内容
・文化財保護技師による講座
  近代和風邸宅の魅力
  旧三井家下鴨別邸の建築
・通常公開部分に加えて非公開の主屋3階望楼、茶室の見学
・お抹茶とお菓子
講師紹介
石川 祐一(いしかわ ゆういち)
京都市文化財保護課 主任・文化財保護技師(建造物担当),学術博士。
1967 年東京都生まれ。岡山大学文学部史学科卒業。京都府立大学大学院生活科学研究科修士課程修了。京都工芸繊維大学大学院造形工学研究科博士課程後期修了。1997 年より京都市文化財保護課文化財保護技師(建造物担当)。専門は近代建築史,住宅史。著書に『近代建築の夜明け 京都熊倉工務店-洋風住宅建築の歴史』(淡交社),『民芸運動と建築』(淡交社,共著),『京都の洋館』(光村推古書院)など。
定員
30名(申込順)
受講料
おひとり 2,500円(税込)【お抹茶・お菓子付き】
※入館料が別途必要です(大人410円、中高生300円、小学生200円)
※当日受付にてお支払いください。
申込み締め切り
定員に達しましたので、受付を終了いたしました。

▲トップへ戻る