
現代にも息づく、その美意識や手技の世界を、職人や文化人の指導、解説により身近に感じることができる体験メニューを集めました。
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西陣織のひとつである「爪掻綴織(つめかきつづれおり)」。この技法では、時にはギザギザに削った自らの爪を道具に、細かな柄をひとつひとつ織り込むことが特徴です。今回は、帯に用いられる絹糸を使って、基本的な織り方を体験していただいたのち、帯結びをモチーフにした「ピンブローチ」、または「指輪」に加工してお渡しします。
築120年の町家で営まれる職住一体型の工房見学を通して、「西陣」という地域の歴史と今をお楽しみください。
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左京区の山里"花背(はなせ)"からあなたへ。古くから生活必需品として編み出され、日本人にとって身近な藁細工。現在はその文化が失われつつあります。稲藁同様、花背で親しまれている「シバクサ」と呼ばれる野草を素材に、本来の日本人の手仕事を体験し、藁細工の造形美や自然の香り、温もりを感じてみませんか。インテリアとしてのWARAフレームに、京都の旅の思い出の写真やアートカード・ドライフラワー等を自由に飾ります。シバクサの香りや色の経年変化と共に、四季折々楽しんでいただけます。
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正方形の小さな布を折り、草花などを表現する手芸技法・つまみ細工。江戸時代から続く伝統的な細工で、舞妓さんの花かんざしにも使われています。
体験ではちりめんや古布など色とりどりの生地を選び、花びらを二重に重ねた当プラン特別デザインの華やかなお花のコサージュを制作します。作品は髪飾りやブローチなど幅広く使用でき、着物での散策にもぴったりです。
日本独特の季節感や美意識が凝縮されたつまみ細工の魅力をお楽しみください。
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安土桃山時代に隆盛し、絢爛豪華な着物の代名詞となった[辻が花(つじがはな)]は、現存資料が少なく「幻の染め」とも呼ばれています。絵絞庵(えしぼりあん)は、辻が花を現代に甦らせた福村廣利(ふくむらひろとし)とその息子、健(たけし)が制作をおこなう染工房。[絞り染め]の技法を基調に、描き絵などを施すことで鮮やかな色彩と絵画的な模様を表現します。当プランでは、綿風呂敷に様々な絞り技法を用いて、世界で一つだけの辻が花の風呂敷を制作します。美しい水に恵まれた洛北の地で、職人さんが実際にお仕事をされているその場所で、直接指導いただきながら、京都のお土産を作ってみてはいかがでしょう。
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日本茶インストラクターなどの指導で、ご家庭でできる抹茶の点(た)て方やお茶の淹(い)れ方を実際に体験したり、裏千家准教授の先生にお茶会での作法を教わります。季節感あふれる和菓子と一緒に、お茶を楽しみませんか。
工芸制作や寺社体験など、多数の体験プランをご紹介しています。
「京のたしなみ帖」ホームページ(運営:京都「千年の心得」推進協議会)
PC http://www.tashinami.com/
ケータイ http://www.tashinami.com/mb/